フットケアやハンドケアをはじめとするスキンケアには、血流を良くしたり温めたりする効果がありますが、実は心地よく触れることにより安心感を感じてもらうことも期待できます。

皮膚への心地よい刺激は、身体をリラックスさせる副交感神経を刺激します。そうするとケアを受ける方は不安感やストレスがやわらいでいきます。

認知症の方の徘徊や攻撃性は不安感やストレスが大きく関わるとされているため、安心感を感じていただくことはそれらの症状の緩和につながります。

またスキンケアをするセラピスト側も、触れることによる安心感や、喜ばれることによる満足感から、離職率の低下を期待することもできます。

スキンケアを行うことは認知症をはじめとする利用者様の生活に取り入れ、介護予防や満足度の高いサービスの提供に役立つと考えます。